裁量労働制による「みなし労働時間」という名のサービス残業

裁量労働制」はご存知ですか?

そして裁量労働制とセットで語られるのが「みなし労働時間」です。

最近では、色んな形の働き方もあるという事もあり「裁量労働制」も、今ではたくさんの企業で幅広く使われています。

でもこれって・・・

あなたを社畜にする技の一つなんです!

内容を知らなければ・・・しっかりと「サービス残業」させられますよ!

今回は社畜にされる手段の一つである「裁量労働制」と「みなし労働」についてまとめてみました。

社畜にされる危険性のある裁量労働制とは?

裁量労働制とは、実際の労働時間がどうであれ、「〇〇時間働いたことにします」という制度です。

そしてこの「〇〇時間」という部分が「みなし労働時間」と呼びます。

そんな面倒な制度を入れてどうなるの?

・・・と思う方もいるので、例を挙げて説明します。

例)雑誌編集部のAさん

取材先のお店の閉店時間が23時なので、17時に終わってから時間が空くし、取材が終わるのが何時間かかるかわからない。

もしかしたら1時間で終わるかもしれないし、もしかしたら3時間かかるかもしれない。

こういったケースがありますよね?

不規則な残業時間を管理するのも大変なので、労使間で話をして適切な残業時間を決めましょう!

残業はおおよそ一日1時間なので「月に20時間をみなし労働時間」にしましょう。

そして「みなし労働時間」に対しては、会社は皆さんに裁量労働手当を支払います。

このように労使間で決める事が裁量労働制です。

ちなみに、法令では「みなし労働時間」を『このような水準に決めるべき』という規定は特にありません。

だからこそ、労使間で話し合って決めるわけです。

裁量労働制を使って働くとこうなる

裁量労働制がある会社で働くと、例えば「みなし労働時間」が月に20時間に設定されていたとします。

その場合は残業で月に25時間働いても、月に15時間働いても「月に20時間残業で働いたことにしますよ!」ということになります。

例えば仕事が暇な時期に、毎日定時に帰っても裁量労働手当は発生します。

その代わり、忙しくて月に20時間を超えても超過した時間の残業代は出ません。

勘のいい人は気がつきますよね?

そうです「月に20時間を超えても残業代は出ない」の部分・・・悪用されません?

これでいくらでも残業させれられる!

そうなりませんか?

起業がどのように「裁量労働制を悪用するのか」を考えたいと思います。

裁量労働制の悪用パターン

裁量労働制を悪用して、企業が社員を社畜化することができます。

よくあるパターンの例の一つが「みなし労働時間は月に20時間なのに、どう頑張っても残業は月に40時間は必要!」という悪用パターンです。

これは裁量労働制を使って「こき使うパターン」です。

もう一つのパターンはさらに悪質です!

仕事が順調で定時に帰る日が多く、残業は10時間程度だった。

そうすると残業で10時間しか働いていないという理由で・・・

裁量労働手当を給料からカットするというパターン。

これはかなり悪質ですね。

元々、裁量労働制は、労働者が自分の裁量で時間配分を決めるのが内容です。

それなのに、残業時間が短いからといって手当をカットすると・・・

法律違反です!

おまけに、裁量労働の場合は、労働者が自分で時間配分を決めているので・・・

そもそも使用者の指示は不要です。

いや!

使用者の指示が必要な業務ならば、そもそも裁量労働制の適用対象にはならないんです!

どうですか?

企業側からすると、この悪魔の社畜化の技・・・

裁量労働制で社畜化された時の四つの対処

問題は裁量労働制という名の社畜化をされた場合の対処です。

ここで選ぶ道は三つです。

①逆らっても仕方がないので黙って従う

これは、あなたも社畜になったということです。

例えば残業100時間しても、20時間の裁量労働手当しかつきません。

80時間はサービス残業です。

②会社側と話をする

できればこれが一番いいのですが、こうすることで空気が悪くなったりします。

特に間抜けな上司や冷たい上司の場合は、強引に上から押さえつけられる可能性があります。

相談するのなら「話を聞いてもらえる環境」や相手を選ぶことが大切です。

③労働基準監督署へ通報する

これが一番効果的な方法ですが、身バレの危険性があります。

でもやり方によっては身バレもしません。

④このブログを上司の見えるPC画面に表示させておく

サボってるのか?と言われるかもしれませんが、その場合は上司もこのブログを見ているのでさりげなく効果があります。

次は労働基準監督署への通報の仕方を説明します。

思ったより簡単な通報の仕方

徹底的に取り締まって欲しい!しっかりと調査して欲しい!

そう思う方は労働基準監督署へ通報しましょう。

といっても、その前に会社と話し合いができるのが一番にいことです。

【労働基準監督署への通報の仕方】

労働基準監督署で相談員と話をするのが普通のパターンです。

方法は大きく分けて三つあります。

①直接、労働基準監督署を訪問して通報する

②労働基準関連情報メール窓口にメールして通報する

③労働基準監督署に電話して通報する

①は見られたりすると身バレする可能性があります。

③は電話で話すのである程度聞いてくれます。

一番手っ取り早いのは②のメールで通報です。

匿名で送ることも可能ですが、その場合は相談員は確認することができないため、調査などの行動は期待できないかもしれません。

こちらが送信フォームです。

見るだけでも参考になるので一度覗いてみてください。

www.mhlw.go.jp

送信フォームにあるように、個人情報は事業所や第三者へ開示はされないと書かれています。

でもやはり不安ですね?

そうなると匿名になりますが、その場合は「立ち入り調査の参考程度」となるので、何が良いかは自分で判断してください。

裁量労働制を悪用した社畜からの脱出方法

今回は裁量労働制と、それを企業側が悪用したケースをご紹介しました。

同時に悪用された場合の対処もご紹介しました。

色んな対処法がありますが、個人的におすすめは話し合いです。

どこの会社でも、こういった理不尽なルールはあります。

社畜から脱出するには、通報するよりも、まずは先に会社に発言することが大切です。

話してダメなら行動・・・という形が理想ですね。

できれば自分に味方してくれる上司を作ることが、上手な世渡りの方法です。

会社は頑張ってる人が評価されるのではなく、上手にした人が評価されます。

知恵を絞ってみんなで社畜から抜け出しましょう!

こちらの記事も併せてご覧ください。
テレワークのメリットとデメリットを企業と労働者側の目線でわかりやすく説明

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