会社で仕事している時に「担当者」や「責任者」という言葉がよく使われます。
一見同じような意味に聞こえますが、これを上手に悪用する上司がいます。
悪意ある上司は責任者と担当者を使い分ける
例えば新車の販売をする事となったAさん。
上司B「キミは新車の販売の担当なんだから、何かする時は勝手に判断せずに上司に確認取りなさい!」
このように言われます。
でもある日、上司の言うように仕事していたら、仕事上のミスが出ました。
上司B「キミは新車販売の責任者なんだから、こういうミスはしっかり責任取りなさい!」
このように言われます。
いったいどっちですか?
このAさんは理不尽な出来事が重なり、結局は退職しました。
担当者と責任者の違い
担当者と責任者の違いは下記のようになります。
①担当者はある業務を担当している者として業務を遂行していく人です。
②責任者は業務を自ら遂行していなくても、その業務に関して責任のある人です。
もちろん担当者にも多少の責任は発生します。
問題は担当者にどの程度、自由に仕事をするかの権限を与えたのか?という部分です。
例えば普段から、責任者が「このプロジェクトは自分が考えるとおりに進めなさい!」と細かい部分まで指示があったとします。
担当者は違和感を感じながらも、責任者が言うとおりに仕事をしたのに成果が上がらなかった・・・
この場合は、言われたまま行動した担当者に責任はありません。
すべては責任者に責任があります。
自分で考えて行動して責任を取るのが責任者
責任者は自分で考えて行動するからこそ責任が発生します。
担当者は、誰かの指示で行動したのに、責任だけ押し付けられても困ります。
でも悪意ある責任者は・・・普段は仕事に対して
「自分の指示通りに動け!」と檄を飛ばすのに、いざ問題が発生すると
「キミが責任者だからキミに問題がある」と担当者の責任にします。
自分が思うように指示を出し、自分の都合に合わせて仕事を押し付けて、何かあれば部下の責任にする。
あなたの会社にいませんか?
そんな卑怯な上司は?
意見を出して指示を出すなら責任を取れ
担当者に責任を押し付ける悪意ある上司はあなたの周りにもいるはずです。
そういった上司ほど世渡りが上手く、出世したりするのが悲しいですね。
別のコンテンツでも書きましたが、そういった上司は大体の場合「権限」という言葉を使いませんか?
自分は頭が良くてなんでもできる!
自分の言う事を聞けば上手くいく!
そして責任は部下に押し付ける・・・
こういった上司がいる会社は・・・すぐに辞めましょう!
このような上司が出世するという事は、会社自体に難ありです。
自分の人生は自分で幸せにしていきましょう。
脱社畜して幸せになろう!